医療法人財団 明理会
埼玉ロイヤルケアセンター
( 介護老人保健施設 )
スタッフが長く定着する職場は、さまざまな働きやすさが整っていて、人間関係も良さそうですよね。IMS(イムス)グループの老健「埼玉ロイヤルケアセンター」では、勤続10年以上のスタッフが多く、ケアの質の向上や、新人さんの教育に貢献しているんだとか。魅力あふれる職場づくりのために独自の取り組みを充実させて、ハード面のリニューアルも随時行っているらしいので、さっそく見学に行って魅力を見てきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 埼玉県入間郡三芳町/ふじみ野駅
- 定 員
- 入所150名 通所49名
玄関
「埼玉ロイヤルケアセンター」へのアクセスは、東武東上線「ふじみ野駅」からの無料送迎バスが便利。駅から10分ほどで隣接のグループ病院「埼玉セントラル病院」前に到着します。近くに職員用無料駐車場が完備されているので、マイカー通勤もOKとのこと。玄関では、入職3年目の作業療法士さんが笑顔で迎えてくれました。「ようこそ!今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。
昭和物語コーナー
玄関ロビーを進むと、レトロな玩具やポスター、生活雑貨がいっぱい並んでいます。まるで、昭和の時代にタイムスリップしたみたいですね!「こちらは、施設名物の『昭和物語コーナー』です。展示品の多くは利用者様のコレクションで、こちらで利用者様の昔の経験や思い出などを語り合い、認知症のリハビリとして効果的な『回想法』に取り組んでいます」。とても素敵な取り組みですね。
通所リハビリ
1Fの通所リハビリでは、イベントも行われるとのこと。先日行われたイベントの写真を見せてくださいました。「職員が参加しているカルチャースクールの方々がボランティアで来院し、クラシック演奏、フラダンス、日本舞踊などを披露してくれました。利用者様にも大評判で大盛り上がりだったんですよ。コロナ禍の制限も緩和してきたので、今後も楽しいイベントを定期的に開催する予定です」。
リハビリテーションスペース
リハビリテーションスぺースに伺うと、さまざまな訓練機器が充実していて、個別リハビリが行われていました。「リハビリテーション科には、PT・OT・STが在籍し、利用者様一人ひとりに合わせたリハビリプログラムを提供しています。訓練状況は介護スタッフや看護師と共有し、入所フロアでもADLの維持・向上につながる関わりをしているので、常に高い在宅復帰率を実現しているんです」。
一般棟のデイルーム
つづいて、2Fの一般棟のデイルームへご案内いただきました。とてもきれいで明るいスペースですね。「30年近い歴史がある施設なので、2022年に内装リニューアルを行い、壁紙を張り替えたり、居室のベッドを最新式に切り替えたりと、古くなった設備を新しくしました。3Fの一般棟や4Fの認知症専門棟もきれいになり、より快適な環境になりました。2024年には外装のリニューアル工事を予定しています」。
機械浴室
つづいて、機械浴室を見せていただきました。「機械浴室にも、最新のミスト浴装置を導入しました。要介護度の高い利用者様がストレッチャーのまま入浴できるので、大幅な介助負担の軽減につながっています。介護部門には、年齢を重ねたベテラン層や、介護職に初めて携わる新人さんも多いので、身体的な負担が少ない介護ができる環境づくりに力を入れています」。素晴らしい取り組みです。
フロアからの眺め
「とっておきの癒しスポットにご案内しますね」と連れてきてくださったのがこちら。うわあ、富士山がきれいに見えますね!「そうなんです。周囲に高い建物がないので、開放的な景色が楽しめます。屋上からの富士山もステキなんですが、各フロアからも富士山が見えるんですよ」。富士山を見ると、テンションが上がるし、パワーをもらえますよね。仕事の疲れも吹き飛びそうです。
居室
つづいて入所者様の居室へ。「2022年の内装リニューアルの際に、センサー対応の最新式ベッドを導入しました。入所者様の動きを細かくチェックできるように設定可能なので、ちょっとした変化も見逃すことなくすぐに対応できます。もちろん直接の見回りも行っていますが、センサーを導入することで、2重のチェック体制が整い、利用者様・ご家族様にとっての安心感はもちろん、スタッフの負担も軽減されました」。
居室
「当院ではEPA介護福祉士候補者の方の受け入れも行っています」と、フィリピンからいらしたスタッフさんにお会いしました。「とても優秀なスタッフで、入居者様にも人気なんですよ。入居者様が日本語を教えているほほえましい光景も見られます」。ご本人も笑顔で「日本での生活に早く馴染めるよう、職場の皆さんがたくさんサポートしてくれるので、安心して働いています」と話してくれました。
認知症専門棟
認知症専門棟へ行ってみると、新人介護スタッフさんへの指導が行われていました。「新卒者にも中途入職者にもプリセプターの先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを実施しています。介護部門には未経験者の入職も多いですが、その方のペースに合わせた指導を行っているので、実務経験を積んで介護福祉士資格を取得するスタッフがとても多いです」。介護スタッフの約8割が介護福祉士資格を取得しているそうです。
廊下
最後にご紹介いただいたのは、ママさんスタッフさん。子育て中のスタッフは多いですか?「とても多いです。小さなお子さんを持つ方は、日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択もできますし、隣接の埼玉セントラル病院の保育室の利用も可能なので、産休・育休後もスムーズに復帰する方がほとんどです。また、男性職員も育休を取得しているので、子育てを楽しみたいパパさんも大歓迎です」と、皆さん。今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。勤続10年以上のスタッフが多い老健、いかがでしたか?
- うわさ通り、各部署に経験豊富なスタッフが多いので落ち着いた雰囲気があり、利用者様一人ひとりとじっくり向き合いやすく、スタッフの教育にも十分な時間をかけていました。介護スタッフは約8割の方が介護福祉士資格を取得していて、喀痰吸引等研修の修了者や、介護実習指導者の資格を持つ方も複数活躍していました。
――働きやすさはいかがでしょう。
- 結婚・出産後も仕事を続けやすいように、ワークライフバランスに十分配慮していて、残業はほとんどなく、お休みの希望が通りやすいそうです。また、隣接する埼玉セントラル病院の保育室を利用できるようにしていたり、独身者の方にはリーズナブルな職員寮を用意していたり、子育てサポートや福利厚生も整っています。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護部長さんにお聞きしたところ、ICT化が遅れているので進めていきたいとのことでした。IMSグループ内に、ICT化が進んでいる施設があるので、そちらを参考に加速させたいとおっしゃっていました。参考にできる施設があることは、グループメリットのひとつですよね。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 施設の至るところに利用者様の作品が展示されていて、 細かな指先の作業が求められるちぎり絵などを中心に、力作がずらりと並んでいました。イベントや昭和物語コーナーからも、楽しみながらリハビリを楽しんでいる様子が伺えて、利用者様もスタッフの皆さんもいきいきとしていましたよ。
経験豊富な先輩が多い職場で、未経験から介護のプロを目指したい方
結婚・出産後も、長く安定して働ける環境を求めている方